新宿タイガーとは
虎のお面を被ったお爺さん。
タイガーさんを知っていて、どんな人かと聞かれた時にそんなふうに答える人は少ないのではないだろうか。
会って話せばそんな上辺の情報は吹き飛んでしまうほど人間味と暖かさと希望を感じさせてくれる人だと思っている。
僕のような、彫刻家を名乗っているもののまだまだ若輩で仕事もままならない人間を、令和のミケランジェロと言って持ち上げてくださる。
美女ならともかく、僕によく思われても何のメリットもないはずなのに、、
展示会にもあの格好で足を運んで頂いた。渡したDMをコピーして、身体に貼り付けて来てくれた。その気持ちが嬉しいと共にとても勇気をもらった。
《会うことそのものがアート体験になる。》
浪漫くんはそう表現した。
タイガーさんの生き方、姿勢そのものが僕たちに忘れていた何かを思い出させ、生きる活力を与える。熱量を交換するような会話が心地よく、その瞬間夢は現実だったし、何でもできる気がした。
人に熱を伝えられる人間であろう と、タイガーさんと交わした言葉を思い出すたびに強く思うのだ。
撮影:ヤスノさん
右:大和田浪漫(写真家)
中央下:新宿タイガー
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